私たちの身の回りには、様々な種類のお花が溢れています。
お花を見かけたら、ここで調べてみましょう。
ヘビイチゴ(蛇苺)は、小さく黄色いお花と、イチゴのような赤い実をつける野草です。
ヘビイチゴという名前は、「ヘビが食べるイチゴ」から付けられた名前であると考える人が時々います。しかし実際は、ヘビが食べるからではなく、ヘビが出そうなところに生えているお花だから、といわれています。
このイチゴのような赤い実に毒はなく、美味しそうに見えますが、残念ながらとても不味くて食べられません。また、この赤い部分全体が実に見えますが、実際は表面についている小さなツブツブひとつひとつが、ヘビイチゴの実です。
ヘビイチゴは、雑草としてお庭や野原など、どこでも見つけることができるので、見つけたら、どのくらい不味いのか、食べて確かめてみると面白いですよ。
<出典>
NPO法人 日本パークレンジャー協会 HP
岩槻秀明(2021)『野の花拡大図鑑』日本文芸社