子育てやお花、花育、お花の効果などに
関するコラムをお届けします。
「今日は何時にお迎えだっけ?」「この子のピアノの後に、あの子のスイミング…」
スケジュールを何度も確認しながら、気づけば毎日が“送迎”で終わっている。そんな生活、繰り返していませんか?
働くママにとって子どもの習い事の送迎は、ときに仕事よりハード。ましてや兄弟が多ければ、送迎のスケジュールはパズルのようです。どれだけ頑張っても時間も体力も足りなくなり、「もう無理…」と心が悲鳴を上げる瞬間もあるでしょう。
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「この子の可能性を伸ばしたい」 「やりたいって言ったから、通わせてあげたい」そんな想いから始めた習い事。けれど、気づけば「やらせてあげたい」という気持ちより、「なんでこんなに大変なの…」という気持ちの方が勝ってしまう。誰にでもそんな時があります。
だからといって、あなたの愛情や頑張りが足りないわけではありません。むしろお仕事をして、家の事をしてその上送迎を続けている時点で、すでにすごいんです。
つい「みんな頑張ってるし」「私が弱音を吐いちゃいけない」と思ってしまいがち。でも、ママが無理して笑っている姿を、子ども達は意外と見ています。
だからこそ、「今日は送迎がつらい」と口に出してもいいし、誰かに頼ってもいい。“全部自分でやらなきゃ”という呪いから、自分を少し解放してあげましょう。
習い事の送迎を少しでも軽くする工夫として、たとえば習い事の曜日を兄弟でまとめる、ママ友や近所の家庭と交代で送迎する、近所で完結する習い事を選ぶなどがあります。
また最近は、オンラインで学べる習い事も増え、移動時間ゼロ、自宅で安心、兄弟がいても片方を見守りながらもう片方が学べる。そんな環境なら、ママの負担もぐっと軽くなります。ピアノやスポーツではなかなか叶いませんが、「子ども花育」のように感性や心の豊かさを育む習い事などは、画面越しでも子どもはちゃんと受け取ってくれます。オンラインの向き不向きをきちんと見極めれば、「送迎の手間は省けたけど、本当に身になるのかな?」という不安も起きませんよ。
「いま通っている上の子の習い事、どうしよう」 「下の子が産まれたら、とてもじゃないけど続けられないかも」そんな不安を抱えている方もいるかもしれません。けれど、時期によって優先順位が変わるのは当然ですし、「お休み」や「一旦やめる」ことが悪いわけではありません。
お子さんが1人の時と2人の時で家の状況は全然違います。周りに「助けて」と声を上げることも必要なのです。全部ママが頑張って「できて」しまえば、実はギリギリだった事に周りは気づくことができません。お子さんの進級や進学が重なればその負担は更に増え、限界はすぐに来てしまう事でしょう。
大事なのは、“子どもの幸せ”と同じくらい、“ママの心の余裕”も大切にすることです。
「送迎、正直つらい」そう思っているあなたは、何も間違っていません。むしろ、それだけ子どものために動いている証拠です。一番大事なのは、ママの笑顔と余裕。
ママがリラックスして笑顔でいられる環境こそ、子どもにとっても心地よいもの。それを忘れず、時には「やらない」「頼る」「休む」事を選択してみてください。笑顔でいられる日が1日でも増えること。それが、子どもにとって何よりの“習い事”かもしれません。
「ちゃんと通わせなきゃ」「みんな頑張ってるから」そうやって自分にプレッシャーをかけすぎていませんか?一番大事なのは、ママの笑顔と余裕。送迎に追われる毎日から少しだけ離れて、家族で過ごす時間と自分の心の余裕を見直してみませんか?