子育てやお花、花育、お花の効果などに
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春の訪れとともに、街のあちこちで色とりどりの花が咲き始めます。そんな季節には、お子さんと一緒に春の花の歌を口ずさんでみませんか?
春の花は、その鮮やかな色や、やわらかな香りで、子どもたちの感性を育む素敵な存在です。そして、親御さんと一緒に歌を通じて花の名前や季節の移り変わりを知ることは、小さな子どもたちにとってかけがえのない貴重な経験となります。
「さくらさくら」は日本の春を代表する歌のひとつ。お花見の時期になると、どこからともなくこのメロディが聞こえてくることもありますよね。静かで美しい旋律に合わせて歌うと、まるで満開の桜の下にいるような気持ちになります。歌詞に登場する「夜に咲く桜」のイメージをお子さんと一緒に想像しながら歌えば、より情景が豊かになります。
この歌には、日本人が古くから桜に抱いてきた特別な感情が込められています。桜は美しく咲くものの、短い期間で散ってしまうため、「はかないものの象徴」としても親しまれていますね。お子さんと一緒に歌う際には、「桜はどうして春に咲くのかな?」「どうしてすぐに散ってしまうのかな?」と問いかけながら、自然の移り変わりや命の大切さについて話してみるのもいいですよ。
また、「ちょうちょ」も春を感じる楽しい歌です。幼稚園や保育園で先生と一緒に歌うことも多く、子供達にとっても身近な春の歌ですね。「ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉にとまれ」という歌詞は、小さな子どもでも口ずさみやすく、手をひらひらと動かしながら歌うと、さらに楽しくなります。菜の花やタンポポの咲く公園で、実際にちょうちょを探しながら歌えば、より一層春を感じられるかもしれません。「どうしてちょうちょは花にとまるの?」とお子さんに問いかけながら一緒に自然の不思議を考えてみると、楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
「チューリップ」も親しみやすい春の歌。「さいた さいた チューリップの花が」と歌いながら、子どもと一緒に庭や公園でチューリップを見つけてみるのも素敵な時間です。お花の色を当てっこしたり、「どの色が好き?」と話したりするだけで、会話もぐんと広がります。春の花の中でも比較的育てやすいためお子さんと一緒にお家で育ててみるのも良い経験になります。「この不思議な形をした球根から、どんなふうに芽が出るのかな?」と問いかけ、芽が出て、茎が伸び、つぼみが開く様子を一緒に観察してみると、自然の営みをより身近に感じることができるでしょう。
さらに、「春が来た」もおすすめの一曲。「春が来た 春が来た どこに来た?」と歌うと、子どもたちは「ここに来た!」と元気に応えてくれるかもしれません。歌詞に出てくる「山にも 里にも 野にも」という部分を「山ではどんな花が咲くかな?」「野には?」など一緒に考えながら、お散歩中に春の訪れを探してみるのも楽しいですね。「春はどんなにおいがするかな?」と五感を使って感じることで、より深く季節を楽しめます。
春の歌を歌うことで、子どもたちは自然に触れながら、言葉のリズムや日本の四季の美しさを感じることができます。また、親子で一緒に歌う時間は、心を通わせる大切なひとときにもなります。
忙しい日々の中でも、ほんの少しの時間を見つけて、春の花の歌を口ずさんでみませんか?歌うたびに、春の空気を感じ、親子の絆を深めることができるでしょう。きっと、お子さんの笑顔とともに、春の訪れがより一層楽しいものになるはずです。
キッズベリー花育ラボでは季節に合わせた花に触れるだけでなく、お子様の感性を育む「子ども花育レッスン」を行っています。芸術療法と脳科学と組み合わせたメソッドでお子様の「生きる力を育む」特別な体験を提供しています。専門的なトレーニングを受けた「子ども花育インストラクター」が、一人一人の個性や発達に合わせて「優しい心と思いやり」「個性豊かな感性」「集中力・コミュニケーション能力・自尊感情」を育むお手伝いをいたします。