子育てやお花、花育、お花の効果などに
関するコラムをお届けします。
秋の訪れとともに、自然は色とりどりの恵みを私たちに届けてくれます。その中でも、旬の野菜たちは、子供たちにとって自然と触れ合う素晴らしい教材。畑や市場で出会う秋の野菜たちは、ただ美味しいだけでなく、自然のサイクルや季節の変化を教えてくれる生きた教科書です。
例えば、秋の代表的な野菜であるさつまいも。土の中でじっくりと育ち、収穫を待つその姿は、自然がもたらす時間の大切さを感じさせてくれますね。子供たちが実際に土を掘り、芋を引き抜く瞬間は、自然の力強さと恵みのありがたさを体感する貴重な体験です。さらに、その芋を使ったおやつや料理を一緒に作れば、食べ物がどのように私たちの食卓に届くか分かり、感謝の気持ちも育まれます。
キッズベリー花育ラボの子ども花育では、花育レッスンで子どもたちの心育てをしていますが、子どもたちの身近な野菜や植物からも学ぶことはたくさんあります。
今回は「秋の旬の野菜から自然を学ぶ」をテーマに、お家でできる花育についてお話しします。きっと、自然からの贈り物が子供たちの心に深く根付いてくれますよ。
INDEX
秋に旬を迎える野菜には、じゃがいも、にんじん、だいこん、ごぼう、かぶ、さつまいも、れんこんなど根菜類が数多くあります。その中でも形から楽しめるのがれんこん!穴が空いているため、スタンプにして遊ぶと子どもが楽しめるアイテムの1つです。切ってお子さんに渡すだけではもったいないので、野菜の外見から切った断面を想像して絵を書いてみる、自分で切らせてあげる、触ってみる、などの体験時間をとってあげるとお子さんの思考もより深まります。さらに「なぜその形をしているのか」「なぜその色なのか」など一緒に調べてみるのもいいですね。
また「いもばん(いもはん)」という言葉をご存じでしょうか。正式には「芋版画」といいますが、さつまいもやじゃがいもを彫って版画を作ってみるのもいいでしょう。彫るのが難しい場合は型抜きを使っても楽しめます。昔は芋版で年賀状やはがきを作る人もいましたが、そんな歴史を知ることもお子さんの成長に繋がりそうです。
秋は気候が穏やかになるので、家庭菜園にはぴったりの季節です。一緒に野菜や植物を育てる体験は、お子さんの豊かな心の成長につながります。秋野菜として育てるのにおすすめなのは、だいこん、ほうれん草、ブロッコリーなどです。特にダイコンやブロッコリーは花を咲かせるので、その花を観察したり、スケッチしたりする楽しみもありますね。
自分で育てた野菜を収穫して食べることは、自然の恵みに感謝する心や自然を大切にする心を育みます。また、何かを成し遂げたときに得られる達成感は何にも代えがたい喜びを与えてくれますよ。
ご自宅の環境で野菜を育てるのは難しいという方は、野菜を食べるときにどんな花を咲かせるのか、お子さんと一緒に調べてみるのもいいですね。
今回は、お家でできる、秋の旬の野菜から自然を学ぶ方法をご紹介しました。花育レッスンでは「子ども花育インストラクター」指導のもと創造力や集中力を養うことができますが、お家での花育は親子の対話が増えたり、お子さんの成長を間近で感じられるなど、親子にとって貴重な時間となるはずです。お子さんの心はいつでも好奇心で溢れています。そのきっかけを作ってあげることや好奇心の目をつぶさず広げてあげることはお子さんの成長にとても大事です。
キッズベリー花育ラボの子ども花育では、児童心理学・発達心理学・脳科学に基づいたキッズベリー花育ラボ独自のメソッドで子どもたちに寄り添いながら、楽しく、そして確実な心の「育脳」の成果をあげる情操教育を行なっています。
この機会にお子さんが植物や花に興味を持ったら、キッズベリー花育ラボの子ども花育もぜひ体験してみてください。自然との対話を通じた「生きる力」を養う機会になりますよ。