子育てやお花、花育、お花の効果などに
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お子さんの入園・入学を前に「ママ友との付き合い方」について不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。また、新学期やクラス替えで子どもの交友関係が広がり、ママとの付き合い方について新たな悩みがでる場合もありますよね。
今回は、ママとの上手な付き合い方について考えていきましょう。
ママ友とはつかず離れず距離感を大切に
すべての人間関係に言えることですが、「心の距離」を保つことはとても大切です。「ママ友を作らなくては」と焦るあまり、相手との距離感をうまく保てないとママ友との関係づくりに失敗してしまうことがあります。ママ友はあくまでも「子どもを介しての関係」ですから、相手のプライベートに深く踏み込みすぎたり、逆に自分のプライベートな話ばかりしないように気をつけなければなりません。
最近では、SNSでママ友とつながる事も多いと思います。必要事項の連絡手段としてLINEなどを使う分にはトラブルに発展する心配は少ないかもしれませんが、それでもグループ登録や既読表示に気を揉むケースもあるようです。特に気をつけるべきはInstagramやXなどで相手をフォローする場合です。「いいね」をつけたつけない、許可なく相手の子どもの写真を掲載したなど、トラブルは数多く聞きます。
ママ友との距離の保ち方を事前にしっかりと決めておくことも、上手な付き合いをする秘訣です。
あくまでも「子どものお友達のママ」という考え方
学生の頃、自分が友達を作った時のことを思い出すと、友人関係になるにはある程度の時間が必要だったと思います。他愛もない会話からお互いの共通の話題を見つけたり、相手の考え方に共感したり、感覚や価値観の違いを理解しながら徐々に友人関係に発展していくものですよね。「ママ友」はこの点において少し異なります。子どもの友達のママですから、自分と性格や考え方が全く違っても接点が多くなる、というところに難しさがあります。
1つの考え方として提案したいのは、「ママ友」はあくまでも「子どもを介しての関係」であると割り切ってみることです。「自分の友達」と「ママ友」の違いを区別せずに「友人」という言葉でくくってしまうと、苦しさが増してしまいます。子どもの友達関係が変われば、ママ友との付き合いも変化します。長い付き合いを想定する必要はなく、浅く広く付き合うことも上手なママ友との付き合い方です。
子どもが成長し、習い事やクラブ活動などで人間関係が広がっていくにつれ、ママ自身の世界も広がっていきますよね。そのこと自体はうれしい反面、悩みが増えていくのも事実です。そんなとき、同じ悩みを抱えるママ友の存在は、時に家族よりも心強く感じるもの。だからこそママ友との付き合いは大切にしたいものです。ほどよい距離感を大切に、ママ友とのお付き合いを楽しんでほしいと思います。