子育てやお花、花育、お花の効果などに
関するコラムをお届けします。
春のやわらかな空気が流れはじめると、街のお花屋さんに赤やピンクのカーネーションが並びますね。「もうすぐ母の日かぁ」と感じながら、ふと頭に浮かぶのがプレゼントのことではないでしょうか。特とくに子どもたちが贈る場合、気になるのが“予算”。「いくらくらいがちょうどいいの?」「高すぎても気を使わせる?」と迷ってしまいますよね。母の日は、気持ちを伝える日。でも、現実的な予算もやはり大切です。
今回は、無理のない金額の考え方と、金額以上に大切にしたいポイントを、やわらかく整理していきます

子どもは、親の表情や反応を驚くほど敏感に感じ取ります。
「え、こんなに高いの?」
「わあ、豪華ね」
そんな何気ない一言が、次の年のプレッシャーになることもあります。
母の日は、消費イベントではありません。感謝を“表現する練習日”です。母親自身が「高いものはいらないよ」「気持ちが一番うれしいよ」と、日頃から言葉にしておくこと。
それだけで、子どもは安心します。

定番のカーネーション。最近はスイーツや体験ギフトも人気ですね。けれど、多くの母親にとって本当に心に残るのは、たった一言の「ありがとう」だったりします。
・手書きのカードを添える
・「肩もみ券」や「お手伝い券」をつくる
・家事を一つ代わってもらう
・一緒にお茶を飲む時間をつくる
お金をかけなくても、温度のある贈り方はたくさんあります。
「誰かのために考える時間」
「照れくさくても言葉にする勇気」
それを育てる日だと考えれば、値段は自然と脇役になります。

兄弟姉妹がいると、どうしても比べ合いが生まれます。
「お姉ちゃんは高いものを買った」
「自分は少ないかもしれない」
そんなモヤモヤを防ぐために、家庭の方針を決めておくのもひとつです。
たとえば――
・上限金額を決める
・みんなで出し合ってひとつにする
・“手紙は必須”にする
・物は買わず、家族でごはんを作る日にする
ルールは、制限ではなく安心材料です。
子どもが迷わず、背伸びせずに準備できる環境を整えてあげることが、母親の役割です。
一度だけ豪華にするよりも、毎年、無理なく続けられる形のほうが、ずっとあたたかい。
小学生の頃は折り紙の花。
中学生は小さなスイーツ。
社会人になったら少しだけ背伸び。
成長とともに形は変わっても、「今年もありがとう」と言い合える関係が続くこと。
それこそが、母の日の本質ではないでしょうか。

母の日は、「いくら使ったか」を比べる日ではありません。
「どうやってありがとうを伝えたか」そして「子どもにどんな価値観を渡したか」
そのほうが、ずっと大切です。
母親が先に
・高額を期待しない
・比較しない
・気持ちを最優先にする
この姿勢を持つことで、子どもは安心して感謝を表現できます。値札ではなく、関係性が残る日へ。今年の母の日は、そんな“わが家らしい形”を選んでみませんか。