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2024年08月15日

花氷をつくってみよう

みなさんは「花氷(はなごおり)」をご存じですか?花を入れた状態で凍らせた氷柱のことで、日本では昔から室内に置いたり、料理のお皿に立てたりして涼感を楽しんできました。今では「フラワーアイスキューブ」という名でInstagramなどでも紹介されているので、目にしたことがある人もいるかもしれません。暑い夏、氷の中に浮かぶきれいなお花で涼を感じるのも風情があっていいですよね。

 

今回はそんな「花氷」についてのお話しです。作り方もご紹介いたしますので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてください。

花氷の歴史

「花氷」は俳句で夏の季語になるほど、古くから日本の文化に根付いています。まだ冷凍庫や冷房が発達していなかった時代、日本には「氷柱」を置いて涼を取るという文化がありました。特にデパートの入り口や喫茶店など人が多く集まるところに置かれることが多く、子ども達が集まって涼を楽しむ光景は夏の風物詩でした。

 

どうせ氷を置くなら華やかなものにしようと考えられたのが「花氷」です。後の大正天皇が皇太子時代に東京製氷の築地工場を見学した際、明治天皇へのおみやげとして美しい花氷を持ち帰ったという記録もあります。

 

今でも結婚式などのイベントで飾られることが多い花氷ですが、不純物や空気が入らないように少しずつ凍らせるため、60時間以上かけて作られる作品もあるのだそう。

 

でも小さな花氷なら時間もかからす、ご家庭でも簡単に作って楽しめますよ!。

 

花氷をつくってみよう

「こんなに綺麗に花を閉じ込めるなんて難しそう…」と思われるかもしれませんが、そんな事はありません!お家でお子さんと一緒に簡単に花氷を作る方法をご紹介します。

 

【牛乳パックでつくる花氷】

1.牛乳パックはあらかじめよく洗い、乾かしておきます。

2.沸騰したお湯を冷ましておき、牛乳パックに半分ほど入れ凍らせます。

3.飾りたいお花を入れて、さらにお水を注ぎ再び凍らせます。

4.凍ったら牛乳パックから出して完成です。取り出しづらいときは、パックを破けば簡単に取り出せます。

 

美しい花氷を作るには、氷の透明度が大切です。蒸留水を使えばきれいにできますが、もっと手軽な方法が「水を一度沸騰させること」。最低でも一度沸騰させると、水道水でもきれいに仕上がりますよ。また、最初からお花を入れると冷凍する過程で沈んでしまう事があります。真ん中に飾り付けたいときは、2回に分けて凍らせるといいでしょう。空気を抜くために、途中で何度か混ぜておくのもきれいに作るポイントです。また、牛乳パックを使えば取り出すのも簡単です。大きさも調整できるので、お子さまにも扱いやすくおすすめです。

 

【製氷機を使ってつくるフラワーアイスキューブ】

1.沸騰させて冷ましたお湯を製氷機に半分だけ入れて凍らせます。

2.お花やハーブなどをのせます。

3.製氷機の上までお水を入れて再び凍らせたら完成です。

4.飲み物などに入れて楽しむことができます。

 

製氷機以外でも、シフォンケーキ型を使えばリースのような花氷が、ウイスキー用の丸型製氷機を使えば球状の花氷ができます。いろいろな形の花氷を作ってぜひお子さんと楽しんでみてください。

 

まとめ

自然のものを使った遊びは、お子さんの心を大いに成長させてくれます。キッズベリーの子ども花育では、フラワーアレンジメントのテクニックを教えるだけでなく、五感を磨き、美しい花を愛でる気持ち、感受性、自己表現力など「豊かな心育て」「心の育脳」に主眼をおいています。「優しさ」「共感力」「集中力」「くじけない強さ」「伸びやかな感性」「自己肯定感」といった生きていくうえで大切な心の土台を育めるのは、子ども時代の一時期だけです。

ぜひこの機会に花育を体験してみませんか?体験レッスン受付中です。

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