子育てやお花、花育、お花の効果などに
関するコラムをお届けします。
花が咲いているとキレイ★
お家に飾るとテンション上がる♪
だけど、なぜわざわざ花育に取り組む必要があるの?と疑問の方、おられますよね。
花はあるといいけれど、無くても生きていける、そうおっしゃる方、いますよね。
たしかに「花よりダンゴ」という言葉がある通りです。
ただ、人は「ダンゴだけ」では生きていけないものなのです。
人間と花との長いお付き合いを探ってみましょう。
古くは古代エジプトのツタンカーメン王のお墓にもヤグルマギクの花が供えられていたそうです。今から3000年以上も昔にも亡くなった人に花を供える習慣がありました。
今でも亡くなった方に哀悼の気持ちで花をささげます。
また、嬉しい時にも花は大活躍します。
花嫁のブーケ、パーティ会場の装飾などにも花はふんだんに使われます。
嬉しい時も悲しい時にも花は人の心に寄り添ってくれます。
お腹はふくれないくても、心を満たしてくれるのが花たち。
現代を生きるの子どもたちは、ほんの数十年前まで当たり前だった、野山を駆け回って遊ぶということができなくなってしまいました。
アスファルトで舗装された道路、コンクリートの建物に囲まれて生活しています。
公園に行っても、ルールを守って良い子で過ごさなければなりません。
公園の草花をむやみに摘んではいけません。
息が詰まりそうです。
野花を摘む、虫を捕まえる、なんてことも贅沢なことになってしまいました。
だからこそ、あえて子どもたちが自然に触れ合えるチャンスを作ってあげなければならなくなりました。
=花育です。
わざわざ切り花を子どもに与えても、無駄になるだけ?というのは誤解です。
野花と仲良くするのと同じようにバラ、ユリ、カーネーションなどの切り花とも子どもはすぐに仲良くできます。
いわば花と友達になるのは子どもたちの得意技なのです。
花育レッスンをしていると、彩り、香り、手触りなどを感じながら、子どもたちなりに、花たちと対話をしている様子が伝わってきて、微笑ましいです。
花とのふれあいの中から子どもたちは豊かな感性を育てていきます。
特にその日、子どもが気に入った花は、もっともその子の心にとって必要な花である可能性が高いです。
お友達とのケンカで傷ついた心を癒してくれる。
お勉強に集中する力を育ててくれる。
落ち着いて考える心をもたらしてくれるなどなど。
その日によって同じ子でも選ぶ花が異ります。それが当たり前なんです、
その花はその子にとって「心を育てる花」です。
自主的に選んだお花を尊重してあげましょう。