子育てやお花、花育、お花の効果などに
関するコラムをお届けします。
たまにはママもゆっくりしたいということで、パパに子どもを任せて外出したらとんでもないことになっていた(汗)という経験のある方もいらっしゃることでしょう。
「夫は子どもを見てるといいながら、スマホばっかり」
「乳児にはちみつを食べさせようとしたので、あわてて止めた」
「パパの抱っこの仕方がわるいのか、子どもがぐずってしまい、私が抱っこすることに」
などなど、ママたちの「パパ、しっかりしてよ!パパには任せられない!」の叫びは後を絶ちません。
私だって初めての子育てなのにどうしてなの?の疑問にお答えします。
その前に現実的にパパはどれくらい育児に携わっているのでしょうか。
(男女共同参画調HPより引用)
女性が3時間45分、男性が49分と女性は男性の4.6倍の時間を育児にあてていることがわかります。諸外国でも女性の方に負担がかかっているようですが、時間では2倍程度の差しかありません。
日本のパパたちにはもっと頑張っていただきたい!と心から願います。
どうしてパパに子どものお世話を任せきれないのでしょうか?父親と母親で子育てについての歴然とした知識量の差があります。
女性は妊娠がわかった時から、母親の自覚が生まれます。
・つわりがある。
・胎動を感じる。
・お腹が大きくなり、重くなる。
そういった様々な変化を自分事として感じることができるので、母親の自覚が芽生えるのが男性より早いのです。出産前までに熱心に本を読んだり、ネットを検索したり、母親学級で学習したりします。
それに対して男性が父親としての自覚が生まれるのはいつか?
・胎児のエコー写真を見せられた時
・産婦人科で心臓の音を聞かせてもらった時
・胎動を手のひらに感じた時 ←このあたりはかなり早めの自覚。
・出産に立ち会った時
・赤ちゃんを初めて抱いた時 ←普通かな。
・「パパ」と子どもに呼ばれた時
・保育園(幼稚園)の先生に「~ちゃんのパパ」と呼ばれた時 ←遅すぎ💦
出産前の子育てセミナーに一緒に参加している夫婦でも、妻のほうがしっかり学び記憶していることが多く、男性はどこか他人事として聞き流している可能性があります。
知識量の差があるので、ママから見ればパパの育児はこころもとないです。でも、ここで諦めては負けです。
子育てには何年もかかります。きょうだいがいれば10年単位。その間、ママだけで子育てを支えるのは大変です。
新人パパさんにわかるように、説明してあげましょう。よいところはほめる。ダメなところは何がどうダメなのか。怒鳴りたくなる気持ちは十分にわかりすが、そこはいったん深呼吸して、新人教育していきましょう。父親の自覚がどんどん育っていくまで気長にね。
(芙和せら)